枳殻(からたち):トゲの向こうに宿る郷愁と守りの心(1月15日誕生花)

 


枳殻(からたち):トゲの向こうに宿る郷愁と守りの心

春、まだ肌寒さの残る風の中で、白く可憐な花を咲かせる枳殻(からたち)。その姿はどこか懐かしく、そして凛とした強さを感じさせます。鋭いトゲに守られながらも、やさしい香りを放つその花は、まるで過去と未来をつなぐ橋のよう。

花言葉:思い出・用心深さ・希望

枳殻の花言葉には「思い出」「用心深さ」「希望」などがあります。古くから垣根として植えられ、人々の暮らしを守ってきたこの木は、まさに“見えない優しさ”の象徴。トゲは防御のため、でもその内側には、春を告げる白い花がそっと咲いているんです。

和歌と文学に咲く枳殻

平安時代の和歌や近代文学にも登場する枳殻は、日本人の心に深く根ざした植物。京都の「枳殻邸(渉成園)」は、かつてこの木が垣根に使われていたことから名付けられたんだよ。そこには、静けさと季節の移ろいを感じる庭園美が広がってるの。

果実は香り高く、薬にも

秋になると、枳殻は小さな黄色い実をつけます。この実は漢方薬としても使われ、「枳実(きじつ)」と呼ばれています。香り高く、健胃や気の巡りを助けるとされ、古くから人々の健康を支えてきたんだ🍋