モルセラの静かな涼風 — 夏に揺れる緑の鐘
日本の暑い夏に、目にも涼やかな緑を届けてくれる植物。それがモルセラ(Bells of Ireland)です。7月29日の誕生花としても知られ、その独特な姿から「涼しさ」や「静寂」を象徴するような存在として愛されています。
🏡 モルセラとは?
学名:Molucella laevis
和名:モルセラまたはイヌトウバナ
科目:シソ科
原産地:地中海沿岸(特にトルコ〜西アジア)
その花は「花」と言っても、実際には緑のカップ状の萼(がく)が中心で、内側に白く控えめな花がこっそり顔を覗かせます。茎に沿って並ぶ緑の鐘のような萼は、まるで風鈴のよう。風に揺れる姿はまるで、緑の音色を奏でているかのようです。
💬 花言葉
感謝
思いやり
平和への祈り
モルセラの花言葉は、人と人との優しさを象徴するものばかり。プレゼントやブーケに添えると、見た目だけでなく心まで伝わる想いになります。
🌱 育て方のポイント
日当たり:明るく風通しの良い場所が理想
水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと
土壌:水はけの良い土を好む
開花期:日本では6〜9月が目安
比較的丈夫で育てやすいため、初心者のガーデナーにもおすすめです。夏の庭に一筋の涼しさを添えてくれる、そんな花です。
✨ モルセラと季節の詩
緑の鐘が静かに揺れる 夏の陽射しを受け止めて 音のない風に乗せて 感謝の祈りを、誰かの心へ