🦋命をつなぐ花 — アスクレピアス(トウワタ)
🌺花のプロフィール
アスクレピアスはキョウチクトウ科の多年草で、英語では“Milkweed(ミルクウィード)”と呼ばれます。鮮やかな赤やオレンジの花を房状に咲かせるこの花は、夏の庭に生命力を添えてくれる存在です。
開花時期:初夏〜秋
原産地:北アメリカ
学名:Asclepias curassavica
別名:トウワタ(唐綿)、血花草
🐛自然のめぐみと共生
この花の最大の魅力は、オオカバマダラ(モナークバタフライ)との密接な関係。幼虫の食草として、アスクレピアスは蝶の命のサイクルを支えています。毒性を持つ成分が捕食者から身を守りながら、蝶にとっては安全な棲み家となるのです。
まるで、「美しさの陰にある強さ」が描かれているかのようです。
📜名前に宿る物語
ギリシャ神話の医神アスクレピオスにちなんで命名されたこの花。神は死者をも蘇らせる力を持っていたと言われ、その神聖な名が花に託されたことに深い意味が感じられます。命と再生、希望の象徴としてこの花が庭に咲く姿は、静かな祈りにも似ているようです。
✨詩的な一節
鮮やかな血のように咲く花は 命を育み、空へ還る道を描く 風が香りを運ぶたびに 蝶たちは記憶を舞わせる
🌿育て方のヒント
日当たりと水はけの良い場所に植えましょう。
種からも育てやすく、初心者にもおすすめ。
毒性があるため、ペットや小さな子供には注意を。