エクセルマクロの If
文とは?
エクセルマクロ(VBA)での If
文は、条件に応じて処理を分岐するために使われます。基本的な構文は以下の通りです。
If 条件式 Then
' 条件が真の場合の処理
Else
' 条件が偽の場合の処理
End If
条件式
は評価される式で、真または偽の値を返します。Then
の後には条件が真の場合に実行されるコードが続きます。Else
の後には条件が偽の場合に実行されるコードが続きます。
コード
Sub SimpleIfElseExample()
Dim score As Integer
score = InputBox("得点を入力してください")
If score >= 80 Then
MsgBox "合格"
Else
MsgBox "不合格"
End If
End Sub
コード
の解説
以下は、SimpleIfElseExample
のコードを詳しく解説したものです。
変数の宣言と入力の受け取り:
Dim score As Integer score = InputBox("得点を入力してください")
score
という整数型の変数を宣言します。InputBox
を使ってユーザーから得点を入力させ、その値をscore
に代入します。
条件分岐:
If score >= 80 Then MsgBox "合格" Else MsgBox "不合格" End If
score
が80以上ならば「合格」というメッセージボックスが表示されます。- それ以外の場合は「不合格」というメッセージボックスが表示されます。
このサンプルは、得点に応じて合格か不合格かを判定するシンプルな例です。もちろん、実際の業務ではもっと複雑な条件分岐が必要になることもありますが、基本的な考え方は同じです。