エクセルマクロ初心者向け:インプットボックスの使い方

 


エクセルマクロ初心者向け:インプットボックスの使い方

 エクセルのマクロを使って、ユーザーに入力を求める際に便利な「インプットボックス」をご紹介します。インプットボックスは、ユーザーにメッセージを表示し、テキストボックスを通じて入力を受け取るためのダイアログボックスです。


インプットボックスの基本的な使い方

  1. InputBox 関数の構文:

    InputBox(Prompt, Title, Default, XPos, YPos)
    
    • Prompt: ユーザーに表示するメッセージ
    • Title: インプットボックスのタイトル
    • Default: デフォルトの入力値
    • XPos, YPos: インプットボックスの表示位置(省略可)
  2. サンプルコード:

    Sub ShowInputBoxExample()
        Dim userInput As String
        userInput = InputBox("何か入力してください:", "ユーザー入力", "デフォルト値")
        
        If userInput = "" Then
            MsgBox "何も入力されませんでした。"
        Else
            MsgBox "入力された値は: " & userInput
        End If
    End Sub
    
    • 上記のコードは、ユーザーに「何か入力してください」と表示し、入力された値を取得します。もし何も入力されなかった場合は「何も入力されませんでした。」とメッセージが表示されます。

インプットボックスの応用例

  • 数値の入力:

    Dim num As Double
    num = CDbl(InputBox("数値を入力してください:", "数値入力"))
    
  • 日付の入力:

    Dim dateValue As Date
    dateValue = CDate(InputBox("日付を入力してください:", "日付入力"))
    
  • 四則演算の入力:

    Dim expression As String
    expression = InputBox("四則演算を入力してください (+, -, *, /):", "演算子入力")
    

まとめ

 エクセルのマクロでインプットボックスを使うことで、ユーザーからの入力を簡単に受け取ることができます。ぜひ活用してみてください!